es(joy)

曲紹介の第二弾は、バンド「joy」時代の代表曲と言えるのだと思うが、「es」を取り上げる。

分類:バンド「joy」の楽曲
収録音源:2012年4月25日リリースの4枚目のミニアルバム「リプレイ」の1曲目に収録されている

ライブでの演奏:頻度は高くないが、弾き語りでたまに聞くことができる曲

モチーフ:テレビアニメの「交響詩篇エウレカセブン」がモチーフになっており、「エウレカ」「セブン」のそれぞれの英語の頭文字を繋げた「es」を曲のタイトルにしたということだ。僕はこのアニメを見たことはないので、その世界観が歌詞にどのように反映されているのかについてはコメントできないけど、彼女なりの想いがたくさん詰め込まれているに違いない。

歌詞:歌詞はしたで紹介した動画から書き起こすこともできるし、このUta-Netのページでも全編を確認することができる(但しアルバムの歌詞カードと多少異なる部分がある)が、一部を下記に紹介しておこう。

...
もう君は見つけたのかな
人を信じたその先を

君を守る
...

人なのに 人だから 人さえも 答えなんて
わかってないよ わかってないよ
人の手で造り上げて 人の手で壊してく
わからないよ

人は信じたい、けど、信じられないこともする。正解はどちらかということではなく、あっち側にもこっち側にも振れては戻る。彼女もよく、「どちらかが正しいみたいなことではなく、どちらにも振れる、そんなことを全部吐き出すようにしている」と言うが、まさにそんな揺れ動く感情が描かれているとも読み取れる。

曲調YouYubeにアップされているこの動画で楽曲丸ごと鑑賞できるので、まずはこれを見て聞いて堪能して頂くのがいいだろう。アニメーションの上に「es」の曲を合成した、いわゆるマッドムービーと言われるものだ。「交響詩篇エウレカセブン」の世界観と合致したアニメーションになっているのかはわからないけど、曲の疾走感にはぴったりな感じの動画だと思う。

個人的な曲の聞きどころとしては、というか、つまり好きな部分を最後に紹介しておく。上記歌詞の最後の4行のところに向かって、曲は盛り上がっていくのだが、その最後の4行のところの高音の歌声と、そこから続くさらに高音の絶叫のクライマックスに上り詰めていく部分が一番痺れるところだ。多分彼女の全楽曲の中でも壱弐をあらそう高音が聴ける部分だろう。

そしてこの「es」が、メジャーデビューの曲「アイオライト」へ続いていく布石になるということは、「アイオライト」の曲紹介の時に触れたいと思う。

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